愛知県知立市なんよう動物病院の皮膚科症例集です

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症例集

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2018年09月14日

犬の角化異常・脂漏症~フケと痒み~

今日はフケがたくさん出てしまい、すごく痒がっていたワンちゃんをご紹介します。

そもそもフケが出るというのは、皮膚の代謝の結果であり異常なことではありません。

それが多く出すぎてしまうと皮膚病となります。フケがたくさん出てしまうことを角化異常といいますが、その原因は様々です。細菌やカビ、ウイルスによる感染症、アレルギー、内分泌異常、免疫異常、腫瘍、過度なグルーミングなどが原因となります。

【症例】

チワワ、5歳

【症状】

非常に強いかゆみ(夜中も途中で起きて体を掻いている)

若い頃から全身からボロボロとフケが落ちてくる

【診断】

身体検査、皮膚科検査、血液検査を実施しました。この症例は、典型的な角化異常の所見はあったものの、基礎となるような病気の徴候がありませんでした。かなり若い頃から同じ症状が続いていたとのお話があったため、今回は本態性(生まれつきの)脂漏症と診断しました。脂漏症とは角化異常の中でも皮脂の過剰な分泌によって、皮膚の代謝が乱れてしまう病気です。

確定診断には皮膚の組織生検を実施して、皮脂腺が増生していることを確認することが必要です。

この症例では、ご家族の同意が得られなかったため、まず治療から行うこととしました。

【治療】

本態性脂漏症の治療のメインはスキンケアです。この子に使用したのは・・・

1、クレンジング

2、皮膚の角化を整えるシャンプー

3、シャンプー後のトリートメント

この3種類です。

はじめは週2回のペースでご自宅でシャンプーを実施していただきました。また、皮膚を掻きすぎてしまっていたために炎症も伴っていました。スキンケアではなかなか皮膚の炎症を取ってあげることは難しく、痒みを早期に取り除くことができません。そのため、はじめの2週間だけ痒み止めのお薬を使ってもらいました。

1ヵ月後には痒み、フケともにない状態まで持っていくことができました。現在は週一回のスキンケアのみ行ってもらい、状態の維持に努めています。

写真は治療前後1ヵ月の写真です。

人と同じようにワンちゃんたちもスキンケアはとても大事です。

シャンプーや保湿剤を定期的にご自宅で行っていただくため、飼い主様の負担は増えますが薬での治療と比べ、圧倒的に体への負担が少ない治療です。

これから冬になるにつれ、空気が乾燥し皮膚も乾燥しやすくなってきます。症状が悪化する前に、適切なスキンケアを行ってあげましょう!

市販にはさまざまなシャンプーがあり、どれがいいかわからない…。そんな方は一度、ご連絡ください(*^▽^*)体の状態を見て、適切なシャンプーをおすすめいたします!

 

 

 

 

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