愛知県知立市なんよう動物病院の皮膚科症例集です

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症例集

症例集詳細

2018年09月24日

パターン脱毛症を疑った症例

最近、初診で来院された皮膚病患者さんの中で印象深い子をご紹介します。

【症例】

ミニチュアダックスフンド、10歳

【症状】

痒みはないが、顔の毛がどんどん抜けてきてしまった

他院さまでさまざまなサプリメントを試したがうまく毛がはえてこなかった

【診断】

抜けたところの皮膚は黒くなっていて、毛が抜けている場所は左右対称…。

診察室に入っていただき、飼い主さんのお話を聞いている段階で「これかな?あれかな?」と可能性のありそうな疾患を頭の中でリストアップしていきます。

 

身体検査、皮膚科検査、血液検査、画像検査を行い、僕が下した診断名は

「パターン脱毛症」

です。

この病気は、先天性・後天性に分かれるのですが、この子は年を取ってから毛が抜けているので後天性ですね。

後天性パターン脱毛症は部分的な両側対称性の脱毛で、徐々に毛が抜けていくのが特徴です。一般的には耳、首、胸、お腹、肛門周囲、太ももの裏側が好発部位として知られています。また、好発犬種としてはダックスフンドが最も一般的ですが、ボストンテリアやピンシャー、チワワ、イタリアングレーハウンドなどでも見られます。

かゆみのない脱毛症はいくつも病気があります。甲状腺機能低下症、副腎皮質機能低下症や性ホルモン関連性脱毛のような内分泌疾患との鑑別が必要となります。これらの病気は血液検査や画像診断から疾患の有無を判断することが可能です。また、これらの内分泌疾患以外にもかゆみのない脱毛症があるため、本来であれば皮膚の一部を取らせていただき皮膚の病理組織診断をします。しかし、顔周りは皮膚を取るのが難しいため、この子では実施できませんでした。

そのため初診時は仮診断として、あとは治療反応をみていくことになりました。

【治療】

当院でも治療はサプリメントのみですが、今まで使われていなかったものを試すことになりました。

一か月後の写真がこちらです。

目の上がうっすらと生えてきていますね!

通常、サプリメントによる治療を行う場合、3~4か月かけて効果判定を行う場合が多いです。個人的な印象としては、サプリメントによる治療に反応してくれる子は1ヵ月で何らかの変化がみられることが多いと感じています。

このまま、目の周りも毛が生えてくれるといいですね!また、経過はご紹介したいと思います。

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