なんよう動物病院の皮膚科症例集です。パターン脱毛症の紹介です。

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2018年10月30日

耳介のみに出たパターン脱毛

今回もパターン脱毛と診断したわんちゃんのご紹介です。こうしてみると自分がパターン脱毛と診断した症例がそこそこ多いことに気づきました。

【症例】

トイプードル、5歳、避妊雌

【症状】

痒みはないが、半年前から両耳の毛が抜けてきた

【診断】

この症例は耳以外の部位にはまったく異常は認められませんでした。皮膚科学検査、血液検査、画像検査を実施させていただきました。このような痒みを伴わない脱毛症の場合、まず除外すべきは内分泌疾患、つまりはホルモンの分泌異常の有無を検査で調べていきます。この症例では、ホルモン異常によく見られる身体的特徴や血液検査および画像診断上の異常はありませんでした。さらに診断精度を高めようとすると皮膚の病理検査を行うことがよいのですが、耳介は病理検査を行うと形が変わってしまったりして、検査後の印象があまりよくありません。そのため、各検査の結果と犬種、脱毛の部位からパターン脱毛と仮診断を行い、治療反応によっては病理検査に進むかどうかを検討することになりました。

【治療】

治療にはサプリメントを用いることにしました。

治療開始から3ヵ月後の比較写真です。光の当たり具合で治療前の血色がかなり悪いように見えてしまっています。ごめんなさい。

決めつけはよくありませんが、トイプードルで痒みがない耳の脱毛症としてパターン脱毛症は診断頻度としては多いと感じています。多くの場合、美容上の問題でおさまってしまうので以前は気にしない飼い主様もいらっしゃいました。比較的(日本では)小型犬でよく見る病気のため、大きな子に比べると投薬が大変な場合もあります。ここ最近はそれでもきれいな姿に戻してあげたいと、治療に前向きな飼い主様が多くいらっしゃいます。その気持ちにこたえるために日々、情報のアップデートに努めています。

この病気の治療法はあくまでサプリメントです。他の皮膚感染症や腫瘍などのように明らかに効果があるとわかっている薬での治療法は確立されていません。そのため、よく効く子もいれば、どのサプリメントでもあまり効果がないという子もいます。もし「このサプリメントやフードにしたら、毛が生えてきたよ!」という経験をお持ちの飼い主様がいらっしゃいましたら、教えていただければと思います。それが今後、同じ脱毛症で悩む子たちの新たな治療法の一つになることがあるかもしれません。

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