犬の皮膚の病気は病院を受診する理由の1、2位を争うほどよく見られます。
皮膚の病気の症状としてかゆみがあげられます。
「最近犬がよく体をかいている」
「かゆそうにしているけれど、病気なの?」
「かゆみを予防する方法ってある?」
こんな疑問を持つご家族も多いかもしれません。
今回はかゆみがあるときに考えられる病気を解説していきます。
ぜひ最後まで記事を読んで、犬のかゆみについて理解を深め、愛犬の皮膚について考えるきっかけにしてください!
✅犬がかゆい時に見せる行動
✅犬のかゆみの原因
✅自宅でできるかゆみの予防法
✅まとめ
犬が皮膚のかゆみを感じると、以下のような行動を見せることが多いです。
頻繁な掻き行動:首や体を足で激しく掻く。
舐める・噛む:特に足やお腹、しっぽ周辺をしつこく舐めたり噛んだりする。
体をこすりつける:家具や床に体を擦り付けることでかゆみを和らげようとします。
これらの行動が続くと、皮膚に赤みや脱毛、湿疹が見られることがあるため注意が必要です。こうした初期症状を見逃さないことが、かゆみの悪化を防ぐ第一歩です。
犬の皮膚のかゆみは、さまざまな原因によって引き起こされることがあります。以下に主な原因とその治療法を詳しく説明します。
アレルギー性皮膚炎: ノミやダニ、食物アレルギー、環境中のアレルゲン(花粉やハウスダストなど)が原因で、強いかゆみを引き起こします。特にノミアレルギーは、ノミの唾液に対するアレルギー反応であり、腰やお尻に脱毛やかゆみが見られます。
感染症: 皮膚の細菌感染(膿皮症)や真菌感染(マラセチア皮膚炎)が一般的です。これらは皮膚が赤くなり、フケが増えたり、悪臭を伴ったりします。感染症が原因の場合、抗生物質や抗真菌薬が処方されることがあります。
寄生虫(ノミやダニ):ノミやダニの寄生は強いかゆみを伴い、放置すると感染症のリスクが高まります。
乾燥: 乾燥した環境にいる犬は、皮膚が乾燥しやすく、それがかゆみを引き起こすことがあります。保湿剤を使用することで改善される場合があります。
ストレス: ストレスもかゆみを悪化させる要因となります。犬がストレスを感じると、自律神経に影響を与え、免疫力が低下することがあります。
自己免疫疾患: 天疱瘡などの自己免疫疾患もかゆみを引き起こすことがあります。この場合は専門的な治療が必要です
かゆみの発生を予防するために、家庭でできるケアを以下に紹介します。
定期的なシャンプー:皮膚にやさしい成分のシャンプーを使い、汚れやアレルゲンを除去します。乾燥を防ぐため、保湿効果のある製品もおすすめです。
栄養バランスのとれた食事:皮膚の健康維持には、必須脂肪酸やビタミンが豊富なフードを選びましょう。食物アレルギーが疑われる場合は、まずはおやつを減らしたり、これまでに食べたことないアレルゲンのフードを探してみてください。
清潔な生活環境:寝床や居住スペースを清潔に保ち、ダニやホコリ、花粉を減らしてあげましょう。
保湿ケア:乾燥が気になる場合は、獣医師に相談し、保湿効果のあるスプレーやクリームを使用することも有効です。
いかがでしたか?
犬の皮膚のかゆみは、適切な予防とケアで軽減することが可能です。普段から愛犬の行動や皮膚の状態を観察し、異常を感じたら早めに対策を講じることで、健康な皮膚を保ち、かゆみを防ぎましょう。
当院は皮膚科診療に力を入れています。
かゆみを始めとした皮膚のトラブルが気になるときは、ぜひ当院にご相談ください。
愛知県知立市の動物病院 なんよう動物病院
🕰️診察時間
8:30〜11:30 14:00〜17:00
☎︎電話番号
📱WEB予約
💡 予約状況が確認でき、24時間いつでも受付可能なWEB予約がオススメです。