主な相談内容
- 痒みがある
- 毛が抜けている
- フケが出る
- ベタつきがある
- 皮膚が腫れてきている
当院では、皮膚科診療をご希望の初診患者様に平均1時間以上の診察時間を設けております。診察時間確保のため、初診をご希望の場合は必ず事前に予約を取っていただきますよう、お願いいたします。予約なしでご来院された場合、その日の診察をお断りし、後日改めて予約をお取りする場合があります。
脂漏症はフケやベタつきを主な症状とする皮膚病です。生まれつきの体質である先天性の脂漏症と他の病気(内分泌異常、アレルギー、免疫異常など)が影響して起こる後天性の脂漏症があります。シャンプーや保湿剤といったスキンケアを中心に治療を行う必要があります。また、痒みを伴う場合は内服薬を併用することもあります。
犬アトピー性皮膚炎は遺伝的素因を背景とした慢性の痒みを症状とする皮膚病です。症例の多くは環境アレルゲンに対する抗体を持つだけでなく、ドライスキンなどの皮膚バリア機能の低下を招く体質を持っています。そのため、完治させることが困難であり、いかにうまく痒みをコントロールして病気とお付き合いしていくことができるかを考えてあげる必要があります。痒みを抑える内服薬や塗り薬、シャンプーなどをスキンケアを併用してトータルで治療をしていきます。
皮膚や毛・皮脂腺などで増殖する皮膚糸状菌(カビ)によって引き起こされる病気です。猫の皮膚糸状菌症では痒みはあまり強くないことが多いですが、重症になると全身の毛が脱毛してしまう場合もあります。また、このカビは人間にもうつるため、人獣共通感染症としても重要な病気です。治療の中心は内服薬です。感染している部分が多いときは全身の毛を刈ってしまうこともあります。
心因性脱毛症は過剰なグルーミングやひっかきにより引き起こされる自己傷害性の皮膚病です。原因として生活環境の変化や身体の異常からくる分離不安症などの精神的な背景が関与していると考えられていますが、原因が特定できないケースも多々あります。治療は環境の改善が第一となりますが、サプリメントやお薬を併用していく場合もあります。
当院では、詳細な皮膚検査を実施するために皮膚科専用の特殊な検査機器を導入しています。
セカンドオピニオン、サードオピニオンで来院いただき、今まで改善が見られなかった症例をいくつも改善させています。
院長は大学病院での専門の皮膚科診療の経験もあり、これまで 500件以上の皮膚病の治療を担当してきました。