犬の爪回りが赤いときにできる!家庭でのケアとアドバイス|皮膚科獣医師が解説

  • 2025年2月16日
  • 最終更新日 2025年3月17日
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犬の皮膚トラブルは、日常生活の中で突然現れることが多く、特に爪回りに現れる症状は、飼い主さんにとってはなかなか気づきにくい病気のサインです。 この記事では、犬の爪回りに起こる赤い皮膚の異常について、原因、症状、そして家庭でできるケア方法を分かりやすく解説します。 かゆみや赤み、湿疹、脱毛、フケなどの症状が見られた場合、早期の治療と予防が重要です。

目次

  1. 爪の周囲が赤くなる皮膚病の主な種類と症状
  2. 爪の周りの赤みに対して家庭でできるケア
  3. 獣医師に相談すべき症状
  4. まとめ

 

 

爪の周囲が赤くなる皮膚病の主な種類と症状

犬の爪の回りに赤い部分が現れる原因は、さまざまな皮膚病が関与していることがあります。以下に、主な種類とその症状をいくつか挙げます。

接触性皮膚炎

愛犬が歩く場所や使うグッズに含まれる成分が原因で、爪回りに赤い斑点やかゆみが現れる場合があります。 特に、外出時に歩道の化学物質や草に触れることが原因で、局所的な湿疹や脱毛、フケが発生することもございます。

細菌感染

犬の皮膚は、外部の細菌や真菌に感染しやすい環境です。 爪回りが赤くなったり、さらに腫れや熱感がある場合は、細菌感染が疑われます。 初期段階では、赤みやかゆみが見られるだけですが、放置すると膿が出るなどの症状もあります。

アレルギー反応

犬が特定の食材や環境に対してアレルギーを起こすと、爪回りに赤い炎症が起こることがあります。 かゆみや赤み、湿疹が全身に広がる場合もあり、特に食事の環境に新しい段階で発生しやすいです。 アレルギー反応の場合、繰り返し症状が出ることがあり、慢性的な脱毛やフケも起こるため、飼い主さんは注意が必要です。

マラセチアの増殖

爪の周りや指の間はマラセチアと呼ばれる酵母菌が非常に増えやすい場所です。マラセチアが出す分泌物に皮膚が反応して赤みやかゆみがでることがあります。

これらの症状は、どれも初期段階では起こりやすいため、日々の観察が大切です。 爪回りの赤い部分に変化が見られる場合、すぐに原因を特定するための行動を開始することが、愛犬の健康維持につながります。

爪周りの赤みに対して家庭でできるケア

歩き回る爪に赤い症状が現れるので、まずは家庭でできるケアを試してみることが重要です。以下のポイントを参考に、日常のケアに取り入れてみましょう。

清潔に保つ

犬の爪回りは、外部の汚れが付着しやすく、細菌やマラセチアが増えやすい部分です。毎日の定期的な清掃が効果的です。 ぬるま湯とシャンプーを使って優しく洗い流すことで、赤みやかゆみの原因となる汚れや菌を取り除きます。 清潔な状態を守ることで、湿疹や脱毛の進行を防ぐ効果も期待できます。

保湿ケア

犬用の保湿クリームやローションを、爪回しに優しく塗り、乾燥を予防しましょう。 特に、冬場や空調の設定した室内では、皮膚の乾燥が起こりやすいので注意が必要です。また菌が増えていることもあるため、抗菌成分が配合されているものを使用していただくとより安心です。

環境の改善

犬が過ごす環境を見直すことも、爪回りの皮膚トラブル対策の為です。 アレルギーが疑われる場合は、寝床やおもちゃ、床材などを清潔に保ちながら、定期的な掃除を行いましょう。 また、新しい環境物質や化学洗剤が原因となっている可能性があるため、使用しているアイテムの成分を確認し、必要に応じて低刺激性のものに替えることをおすすめします。

食事の見直し

犬の皮膚の健康は、食事とも密接に関係しています。栄養バランスが整ったフードを選び、特に皮膚に良いとされるオメガ3脂肪酸やビタミンEを含む食材を積極的に摂取と、赤みやかゆみの改善につながります。また食事でのアレルギーでも手の先や指に症状が出ることがあるため、フードを変える場合にはこれまでに食べたことのない原材料で作られたフードを探してみて下さい。

ストレス管理

犬がストレスを感じると、手足の先を噛むことがあります。短時間であれば問題は起きにくいですが、長時間にわたって噛んだりなめたりしていると皮膚炎につながることが感がれられます。

家庭でのケアは、軽度の症状の場合には十分な効果が期待できますが、症状が改善しない場合はすぐに動物病院での治療を受けることをおすすめします。

獣医師に相談すべき症状

家庭でのケアを実施しても、症状が改善しない場合や、次のような症状が見られる場合は、すぐに動物病院で診察を受けることが重要です。

症状が改善しない場合

数日間家庭でケアを行っても、爪回しの赤みやかゆみが改善しない場合、根本的な原因が他にある可能性があります。 細菌感染やアレルギー反応が進行している可能性があるため、獣医師による詳しい診断が必要です。

症状が悪化する場合

赤い部分がどんどん広がって脱毛や膿が出るなど、他の症状が出てきている場合は早急に獣医師の診察が必要となります。細菌や真菌による感染症は、放置すると皮膚の表面だけでなく深部に影響を及ぼすこともありますので、長期間の様子見は危険です。

全身の症状が見られる場合

爪の周りの赤みだけでなく、手足を挙げるように歩いていたり、元気がなくなったりした場合は単純な爪だけのトラブルではないかもしれません。全身に影響を与えるような病気が隠れているかもしれませんので、病院の先生に相談しましょう。

獣医師は、犬の状態に合わせた適切な治療法を提案させていただきます。早期の診断と治療が、症状の見通しを守り、愛犬の快適な生活を取り戻す鍵となります。

まとめ

犬の爪に見られる赤い皮膚トラブルは、接触性皮膚炎、細菌・マラセチアの感染、アレルギー反応など、様々な原因で発生します。

かゆみや赤み、湿疹、脱毛、フケなどの症状を、日ごろからよく観察し愛犬の健康を守りましょう。 家庭でのケアと獣医師による専門的な治療をすることで、皮膚トラブルの予防と早期治療が可能です。 飼い主さん自身も、愛犬の状態をよく観察し、何か異変を感じたらすぐに専門家にご相談ください。

当院は皮膚科診療に力を入れています。
爪を始めとした皮膚のトラブルが気になるときは、ぜひ当院にご相談ください。

 

愛知県知立市の動物病院 なんよう動物病院

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当院では、皮膚病のわんちゃん・猫ちゃんに対して、体の内側と外側からのスキンケアによる体質改善をご提案しています。

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