“猫ちゃん=魚好き”というイメージが強い日本ですが、本当に猫ちゃんに魚をあげても大丈夫なのか気になったので調べてみました👀
・そもそも「猫は魚が好き」は本当なのか?
猫ちゃんは、魚よりも肉を好む肉食動物です🍗
“猫ちゃん=魚好き”というのは日本独自の考え方で、海外ではそのイメージはあまり一般的ではないようです。
しかし実際には魚が好きかどうかは個体差があります!
・猫ちゃんに魚を本当に与えても大丈夫?🐟
結論、猫ちゃんにも魚をあげても大丈夫ですが、与えても良い魚・ダメな魚介類があること、あげる際の注意点があるのでご紹介させて頂きます!
・与えても大丈夫な魚🐠
まぐろ
豊富なたんぱく質とタウリンを含んでいます。
猫ちゃんは体内でタウリンを生成できないためおすすめです🌟
たら・たいなどの白身魚
高たんぱく、低カロリーな魚です。
白身魚はキャットフードの主原料として使われていることもあり、猫ちゃんにとって安全な魚です😸
かつお
かつおをあげるのも良いですが、猫用に塩分が調整されたかつおぶしを選んであげることがおすすめです💕
かつおぶしにはたんぱく質、ビタミンなどが含まれており香りによる食欲増進も期待できます🍚
・与えてはいけない魚介類
イカやタコ、エビやカニなど🦐
猫ちゃんが生のイカやタコなどを食べるとチアミン欠乏症を引き起こすことがあります。
チアミン欠乏症を引き起こしてしまうと、食欲低下や嘔吐、フラフラするという症状がみられるため、注意が必要です⚠
サザエなどの貝類
特に貝類の内臓部分を少量でも食べてしまうと、「光線過敏症」を引き起こす可能性があります。
耳や顔、口の周りに炎症が起き、ただれてしまったり、腫瘍になってしまうことも💦
いわし、サバなどの青魚
青魚を食べすぎてしまうと、「黄色脂肪症:(別名イエローファット)」を発症してしまうことがあります。
胸やお腹の皮下脂肪が炎症を起こし、脂肪が黄色く変色してしまいます。
・猫ちゃんに魚を与える際の注意点
普段から魚を主食にしない
特定の魚だけを与えても栄養が偏ってしまったり、病気のリスクが上がってしまいます。
総合栄養食のキャットフードには、猫ちゃんが生成できないタウリンやビタミンDをはじめ、健康に暮らすために必要な栄養が含まれています!
当院で、ご飯のサンプルをお渡しすることも可能ですので、気になる方はお気軽にお声掛けください🌟
寄生虫に注意🐛
私たちもよく耳にする“アニサキス”には特に注意が必要です😱
魚の内臓に寄生することが多いアニサキスを食べてしまうと、食中毒を引き起こします。
胃が痙攣し、激しい痛みや嘔吐などの症状がみられます。
寄生虫は熱に弱いため、魚を与える場合は加熱してからあげるようにしてください🔥
ヒスタミン中毒
ヒスタミン中毒は、ヒスタミンが蓄積した魚を食べることで起こる食中毒です。
1部の魚を不適切な温度や状態で保存するとヒスチジンというアミノ酸がヒスタミン生成菌によって分解され、ヒスタミンが蓄積してしまいます。
腹痛や下痢、嘔吐や蕁麻疹などの症状がでます。
魚の骨に注意
魚の骨は小さく、口や喉などを傷つけてしまいます。
最悪の場合、胃や腸を傷つけてしまう可能性も💦
猫ちゃんに与える際は、魚の骨は取り除いてあげてくださいね!
猫ちゃんに魚をあげても大丈夫といいましたが、様々な危険や病気になってしまう可能性を考えると、あげない選択が妥当かもしれませんね😌
基本的には栄養バランスのとれるキャットフードをあげて、魚はおやつ感覚であげるのが良いと思います💕