愛犬の顔がかゆい!その原因と家庭でできるケア|皮膚科獣医師が解説

  • 2025年2月26日
  • 最終更新日 2025年3月17日
Pocket

愛犬が顔をしきりに掻いていたり、床にこすりつけたりしていませんか? 犬にとって顔は特に敏感な部分。かゆみを感じやすい一方で、デリケートなため適切なケアが重要になります。

今回は、犬の顔によく見られる皮膚トラブルと、その原因、家庭でできるケアについて、皮膚科獣医師の視点からわかりやすく解説します。

目次

  1. 犬の顔にかゆみがでる皮膚病の主な種類と症状
  2. 犬の顔のかゆみに対して家庭でできるケア
  3. 獣医師に相談すべき症状
  4. まとめ

犬の顔にかゆみがでる皮膚病の主な種類と症状

犬の顔に現れる代表的な皮膚病には以下のようなものがあります。

・アトピー性皮膚炎: 環境中のアレルゲンに対する過剰な免疫反応により、頬や目の周りに赤み、かゆみ、脱毛などの症状が現れます。一般的には季節性に症状が出ますが、悪化したりアレルゲンの種類によっては通年性に症状が出ることがあります。

・食物アレルギー: 特定の食材に対する過敏反応で、顔や耳、足などに赤みやかゆみが生じます。食事内容の変更で症状が改善することがあります。

・膿皮症:皮膚の上の常在菌が増殖することによって起こる皮膚病で、顔や口周りに赤い発疹やニキビのようなできものが現れます。抗生物質による治療や外用療法が必要です。

・マラセチア皮膚炎: 真菌の一種であるマラセチアの異常増殖によって引き起こされ、顔や耳、首周りに脂漏性の皮膚炎が生じます。フケや皮膚のべたつき、赤みを伴います。

・脂漏症: 皮脂の過剰分泌が原因で、顔や耳、背中などに脂っぽいフケや赤みが現れます。犬種によっては遺伝的な要因が関与することもあります。

犬の顔のかゆみに対して家庭でできるケア

愛犬の顔にかゆみがみられる場合、まずは動物病院を受診し、原因を特定することが大切です。その上で、獣医師の指示に従いながら、下記のような家庭でのケアを行うようにしましょう。

・定期的なブラッシングとシャンプー: 毛づくろいをこまめに行い、皮膚の状態を確認しましょう。皮膚に優しい犬用シャンプーを使用し、こすり洗いは避けてください。

・食事の見直し: 食物アレルギーが疑われる場合は、獣医師と相談の上で食事内容を変更してみましょう。ノンアレルギー食や加水分解タンパク質食が有効な場合があります。

・保湿ケア: 乾燥は皮膚トラブルを悪化させる要因の一つです。空気が乾燥する時期は、加湿器の使用や保湿スプレーの塗布で皮膚の潤いを保ちましょう。

・環境の整備: ダニやハウスダストなどのアレルゲンを減らすため、定期的な掃除や寝具の洗濯を心がけましょう。空気清浄機の使用も効果的です。

・掻き壊しを防ぐ:皮膚を激しく掻いてしまうと、皮膚のバリアがどんどん破壊され次のかゆみにつながります。搔き壊してしまう前にエリザベスカラーなどで顔を保護しましょう。

獣医師に相談すべき症状

家庭でのケアを行っても以下の症状がみられる場合は、自己判断せず、速やかに動物病院を受診しましょう。

・かゆみが改善しない、または悪化する

・赤みや湿疹、脱毛が広がる

・膿や出血がみられる

・元気がない、食欲がない

上記のような症状が見られる際は、自己判断せずに動物病院を受診しましょう。早期の治療開始が症状の改善につながります。

まとめ

犬の顔のかゆみや皮膚トラブルは、さまざまな原因によって引き起こされます。日頃から愛犬の皮膚の状態を注意深く観察し、異常があれば速やかに獣医師に相談することが大切です。家庭でのケアとともに、必要に応じて適切な治療を行うことで、犬の健やかな毛並みと快適な生活を維持しましょう。皮膚トラブルの予防と早期発見・早期治療を心がけ、愛犬との楽しい日々を過ごしてください。

 

当院は皮膚科診療に力を入れています。
顔のかゆみを始めとした皮膚のトラブルが気になるときは、ぜひ当院にご相談ください。

 

愛知県知立市の動物病院 なんよう動物病院

🕰️診察時間

8:30〜11:30 14:00〜17:00

☎︎電話番号

0566-82-1121

📱WEB予約

💡 予約状況が確認でき、24時間いつでも受付可能なWEB予約がオススメです。

お知らせ

当院では、皮膚病のわんちゃん・猫ちゃんに対して、体の内側と外側からのスキンケアによる体質改善をご提案しています。

【体の内側からのスキンケア】

①乳酸菌+オリゴ糖の摂取による腸内環境改善

現在、医学分野でも獣医学分野でも腸内環境の研究が進んでおり、腸内細菌のアンバランスによって様々な病気の原因になりうることがわかってきました。

腸内環境を整えることにより体の免疫バランスが整い、アトピーなどの皮膚トラブルの治療に有効な結果が出ています。

当院がプロデュースした乳酸菌サプリメントはこちらからご購入いただけます。

 

②血管内皮細胞の強化

血管内皮細胞は血管の収縮を助け、血液をよどみなく全身に送るために必要です。この「血管内皮細胞」が衰えてくると、血液の循環が悪くなり栄養や酸素が十分に行き渡らなくなります。当院では、血管内皮細胞の衰え・機能障害を緩和するために抗酸化物質を積極的に摂取することをおすすめしています。

当院がプロデュースした抗酸化サプリメントはこちらからご購入いただけます。

 

【体の外側からのスキンケア】

ペットの皮膚は人間の皮膚と比べて、非常にデリケートです。不適切なシャンプーや不十分な保湿、洗浄のしすぎなどまだまだ正しいスキンケアが浸透していないのが現状です。

当院では、汚れが多い子用のクレンジングからオールインワンのシャンプー、洗浄後に使用できる2種類の保湿剤など自信を持っておすすめできるスキンケアシリーズを開発しています。

当院がプロデュースしたスキンケア製品はこちらからご購入いただけます。

カテゴリー