犬と猫の痒みや脱毛など、一般的な治療で改善しない難治性の症例の診断・治療に力を入れている愛知県のなんよう動物病院です。
今回は超重度の皮膚炎を起こしていた柴犬の子の治療前後を紹介します。
柴犬、11歳齢、去勢オス
生後1歳から外耳炎や皮膚炎を繰り返し、アトピー性皮膚炎と言われていました。
過去に免疫抑制剤、アポキル、アンチノールなど様々な治療をしてきましたが、納得のいく治療が受けられなかったとのことで当院にご相談いただきました。
★それでは、こちらから初診時の様子をご覧ください。
全身のほとんどの毛がなくなり、皮膚の色は黒く変色してしまっています。

初発の年齢や皮膚科検査の結果から「アトピー性皮膚炎」と診断しました。
当院では以下の治療を行いました。
・アポキルの用量調整+皮膚の状態が改善するまではステロイドを併用
・1日2回の保湿
・週2回の薬浴
・腸活のための乳酸菌サプリ
これらのケアを行い、治療開始してから3ヶ月後の写真がこちらです。


背中を中心にきれいな毛が増えてきています。
また皮膚の色も少しずつですが、ピンク色の部分が増えてきました。
ここでのポイントは「薬は中途半端に使わず、皮膚の状態が改善するまではガッツリ使うのが大切」ということです。
このレベルの症状が出ているアレルギーの子は皮膚専門の病院でないと治療は難しいでしょう。
同じような症状でお悩みの方は、ぜひ当院までご相談ください。
【投薬による副作用について】
使用したお薬では、嘔吐や下痢といった消化器症状が見られることがあります。
【費用について】
初診から症状が安定するまでにかかった費用の概算は、およそ20万円でした。
この費用には初診時の検査から投薬の治療費まですべて含まれています。
今回の治療で使用した当院オリジナルのケア用品をご紹介します。
ANIDERM クレンジングオイル(皮脂落とし)
ANIDERM モイストシャンプー(薬用シャンプー)
ANIDERM モイスチャーバス(保湿入浴剤)
ANIDERM モイストローション(保湿ローション)
ANIDERM イントスキン(乳酸菌サプリ)
これらはお薬を減らしていく上で手助けしてくれますので、ぜひお試しください。
当院では皮膚病治療のセカンドオピニオンをご希望の飼い主様向けに特別診療を実施しています。詳細はこちらのサイトをご覧ください。
これまで治療した子たちをインスタグラムでも紹介しています!ぜひご覧ください!