こんにちは!知立市・刈谷市のなんよう動物病院の院長の鈴木です😃
今回は、前回に引き続き新しく導入した機械のご紹介をしたいと思います!
まずはカールストルツ社の内視鏡システムです!
当院での主な使用目的は耳道の観察とそれに伴う洗浄処置などですが、人で実施されているような腹腔鏡や膀胱鏡にも対応している最新型のシステムです。
院長がずっと欲しかった機械の一つでもあります。正直、獣医師一人の病院でこの機械入れてるところってどれくらいあるんだろう?ってくらいの機械です。ちょっと頭おかしいところに走り始めているかもしれません💦
当院では皮膚科に力を入れて診察を行なっていますが、皮膚病と同じくらい耳の病気、特に外耳炎はたくさんの患者さんがいらっしゃいます。
通常の診察で使っている手持ちの耳鏡でも耳道の観察は可能ですが、鼓膜の手前まで詳細に確認することはできません。ですが、このハイビジョンカメラを用いることで鼓膜までキレイに観察することができます!また、中耳炎などの症例では、あえて鼓膜に穴を開けることで中耳内を洗浄するといった治療も可能になります。
これまで診察での洗浄と点耳薬での治療では治り切らなかった子もこのようなハイビジョンで見えるカメラを使うことで、治癒まで持っていけることが多くなるでしょう!
これからは皮膚科と耳科の二刀流でがんばります!
次は半導体レーザーシステムです!
こちらは上で紹介した内視鏡システムと組み合わせることで、耳の穴の中にあるポリープなどをカメラを覗きながら焼き切ることができます。
小さなイボはすぐに蒸散できますし、大きなしこりにレーザーファイバーを挿し込むことで凝固壊死させて取ってしまうこともできます。歯周病にも使えるようですが、それはまだ勉強中なので使用できるようになったら、どんどん使っていきたいですね!
そのほかにも皮膚炎の治療や関節炎の疼痛緩和にも効果があるようなので、気になる症状がありましたらご相談ください!