続・新設備のお話

  • 2018年12月20日
  • 最終更新日 2018年12月26日
Pocket

こんにちは!

なんよう動物病院の鈴木です。

先日歯科ユニットを新しくしたことを書いたところ、数人の飼い主様からお声をいただきました。

みなさん、このコラムを読んでいただいているようでうれしかったです!

今日は血液検査機器を一新したことをご報告します。

これまで当院で行っていた血液検査は全血球計算(白血球数、赤血球数など)と血液生化学(肝臓や

腎臓の値を測定する)でした。

今回の目玉は、古かった血液生化学の機械を最新のハイエンドモデルに変更した点です。

同時に5件体まで測定できるようになったうえ、これまでの機械のおよそ半分の時間で測定結果が出てくるようになりました!

血液検査のたびに30分弱お待たせしていましたが、15分ほどですべての結果が出てきますのでお待ちいただく時間を短くすることができます!

次は凝固系検査です。

出血したときにしっかりと血がとまってくれるかどうかを検査します。主に手術の術前検査として実施することが多い検査ですが、重度の炎症や腫瘍を持っている子は二次的に凝固時間が延長し、出血しやすくなる状態になってしまうことがありますので、そのチェックにも活躍します。

最後が案外うれしいホルモン検査の機械です。

これまですべてのホルモン検査は外の検査機関に提出していましたので、飼い主様にご報告できるのが早くても翌日でした。

この機械をつかうとなんと10分で結果がでてくるので、内分泌疾患を疑う場合や定期検査などでは上でご紹介した血液化学検査よりも早く結果を知ることができます。

私は皮膚科を診ることが多いのですが、内分泌の異常から皮膚病が出てくることがよくあります。そのため、甲状腺や副腎といった内分泌にかかわる臓器のチェックは実施頻度が多いため、院内ですぐに結果が分かるのはありがたいですね。

今後も設備投資に力を入れ、早く正確な診断結果を飼い主様にお伝えできるよう、努めていきたいと思います。

カテゴリー