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愛犬や愛猫の皮膚が赤くなってしまったり、黒ずみが目立つようになってしまったりすると、飼い主としてはとても気になりますよね。皮膚のトラブルは犬と猫どちらにもよく見られる症状で、放置してしまうと悪化してしまうこともあります。こうしたトラブルは、早めに原因を探り、正しいケアを行うことで予防や改善につなげることができます。この記事では、多くの飼い主さんが頭を悩ませる犬や猫の皮膚病のうち、黒ずみが生じる原因や対処法について、詳しく解説していきます。かゆみや赤みがあるとき、湿疹やふけが出るとき、脱毛が進んでいるときなど、早期のケアが重要となるケースも多いので、ぜひ最後までお読みください。
犬の皮膚がアレルギー反応を起こしてしまうアレルギー性皮膚炎は、かゆみや赤み、湿疹、脱毛など多彩な症状が見られる代表的な病気です。アレルギー反応が慢性化すると、皮膚がこすれたり掻きむしったりすることが増え、そこから色素沈着(いわゆる黒ずみ)を起こすことがあります。特におなかやわきの下、内股などに黒っぽい色合いが現れることが多いのが特徴です。
マラセチアという真菌(カビ)の一種が異常繁殖することで起こる皮膚炎で、かゆみやベタつき、特有のにおいが発生することがあります。マラセチア皮膚炎も慢性的になると、皮膚の色素沈着を引き起こしやすく、犬に黒ずみが発生する原因のひとつとなります。また、ふけや湿疹が多く見られることもあり、皮膚が脂っぽくなるケースもあります。
クッシング症候群や甲状腺機能低下症など、ホルモンバランスが崩れる疾患がある場合は、皮膚が薄くなったり脱毛が起きたりするほか、黒っぽく色素が変化することがあります。こうしたホルモン性の病気は放置すると全身状態にも影響を及ぼし、健康を損ねる原因となるため、早めの治療が大切です。
猫では、いわゆる「皮膚糸状菌(しじょうきん)」と呼ばれるカビが原因で起こる皮膚炎が多く見られます。最初は円形の脱毛ができて赤みや湿疹を伴うことが多いのですが、慢性化すると皮膚がかさぶた状になったり、色素が沈着して黒ずみに見える場合があります。特に免疫力が弱まっている猫や、仔猫・シニア猫で発症しやすい傾向にあります。
顎まわりに小さなニキビや炎症が起こり、それを気にして引っかいたり舐めたりすることで皮膚が黒ずんでしまうことがあります。猫はグルーミングが多いため、局所的に皮膚への刺激が加わると色素沈着につながりやすいのです。また、過度なグルーミングが続くと脱毛も進行する恐れがあります。
猫にもアレルギーによる皮膚炎が起こることがあります。かゆみや湿疹が続くと、皮膚を守ろうとする反応から黒ずみが目立つケースがあります。猫は犬と比べて痛みやかゆみを隠しやすいため、異変を見逃しがちです。こまめに体を触ったりブラッシングしたりして、皮膚の状態をチェックする習慣を持ちましょう。
犬や猫の皮膚に黒ずみが見られる際、まずは日常生活の中でどのようなケアができるか把握しておくことが大切です。以下に、家庭で取り入れやすい対策をまとめました。
ブラッシングとスキンチェックを習慣化する
毛のもつれを取り除くだけでなく、皮膚を軽く刺激することで血行を促進し、健康な皮膚を保ちやすくします。ブラッシング中には、脱毛や赤み、湿疹、ふけがないかをこまめに確認しましょう。小さな変化を早期に発見することで、深刻な症状になる前にケアができます。
皮膚に優しいシャンプーを選ぶ
皮膚に合わないシャンプーは刺激となり、かゆみや赤みを引き起こす場合があります。なるべく低刺激のペット用シャンプーを使用し、適切な頻度で洗ってあげましょう。洗いすぎると皮膚のバリア機能を壊してしまうことがあるため、獣医師やトリマーに最適なシャンプーと頻度を相談すると安心です。
適度な保湿と皮膚の清潔を心がける
皮膚が乾燥すると、外部からの刺激に弱くなるだけでなく、かゆみが増す恐れもあります。専用の保湿スプレーやクリームを使用して、皮膚を清潔かつしっとりした状態に保つようにしましょう。マラセチア皮膚炎のように皮脂の過剰分泌がある場合でも、清潔を保ちつつ過度に皮脂を取りすぎないことが重要です。
食生活や栄養バランスを見直す
皮膚は体内の状態を映し出す鏡とも言われます。栄養が偏ったフードやおやつ、過剰なおやつの与えすぎは皮膚トラブルのもとになります。アレルギーが疑われる場合は、獣医師に相談しながらフードの切り替えや除去食を検討しましょう。
ストレスを減らす環境づくり
ストレスは免疫力の低下を招き、皮膚病のリスクを高めます。快適な寝床や十分な運動、コミュニケーションをとるなど、ペットにとって安心できる環境を整えましょう。猫の場合は高い場所や隠れられるスペースを用意し、犬の場合は適度な散歩や遊びの時間を確保することが大切です。
皮膚のトラブルはセルフケアで改善することもありますが、下記のようなケースでは早めに動物病院を受診しましょう。
症状が改善しない、むしろ悪化している
家庭でのシャンプーや保湿で対処しても、黒ずみがより濃くなったり、かゆみや脱毛が広がっている場合は、根本的な原因が別にある可能性があります。専門的な検査が必要になるケースも多いため、放置せず獣医師に相談してください。
別の症状を伴う場合
元気がない、食欲が減った、嘔吐や下痢をしているなど、皮膚以外の症状があるときは要注意です。特にホルモン異常など全身の病気が原因になっている場合は、早期の治療で進行を食い止めることが大切です。
皮膚がただれて出血している、化膿している
黒ずみ以外にただれや大きなかさぶた、膿(うみ)が出ている場合は、感染や異常な免疫反応が重度に進んでいる可能性があります。早めに薬や洗浄などの専門的なケアを行い、悪化する前に対処することが必要です。
しきりに舐めたり噛んだりしている
ペットが同じ場所をしきりに舐めたり噛んだりしている場合、強いかゆみや痛みがあるかもしれません。舐め壊してしまうと皮膚がよりダメージを受け、黒ずみ以外の症状も進行しやすくなります。エリザベスカラーの装着など、獣医師の指示に従った対処を行いましょう。
犬や猫の皮膚に黒ずみが見られると、不安になってしまう飼い主さんは多いと思います。実際、黒ずみが起こる原因はアレルギー性皮膚炎やマラセチアなどの菌感染、ホルモン異常、日常的な刺激などさまざまです。まずは家庭で取り組めるケアを行い、それでも改善しなかったり、他の症状(かゆみ、赤み、脱毛、湿疹、ふけ)が併発している場合は早めに動物病院を受診し、専門家の判断を仰いでください。早期の治療と予防が大切ですので、黒ずみが気になった時点で一度、診察を受けることをおすすめします。
当院は皮膚科診療に力を入れています。
黒ずみを始めとした皮膚のトラブルが気になるときは、ぜひ当院にご相談ください。
愛知県知立市の動物病院 なんよう動物病院
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💡 予約状況が確認でき、24時間いつでも受付可能なWEB予約がオススメです。
当院では、皮膚病のわんちゃん・猫ちゃんに対して、体の内側と外側からのスキンケアによる体質改善をご提案しています。
①乳酸菌+オリゴ糖の摂取による腸内環境改善
現在、医学分野でも獣医学分野でも腸内環境の研究が進んでおり、腸内細菌のアンバランスによって様々な病気の原因になりうることがわかってきました。
腸内環境を整えることにより体の免疫バランスが整い、アトピーなどの皮膚トラブルの治療に有効な結果が出ています。
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②血管内皮細胞の強化
血管内皮細胞は血管の収縮を助け、血液をよどみなく全身に送るために必要です。この「血管内皮細胞」が衰えてくると、血液の循環が悪くなり栄養や酸素が十分に行き渡らなくなります。当院では、血管内皮細胞の衰え・機能障害を緩和するために抗酸化物質を積極的に摂取することをおすすめしています。
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ペットの皮膚は人間の皮膚と比べて、非常にデリケートです。不適切なシャンプーや不十分な保湿、洗浄のしすぎなどまだまだ正しいスキンケアが浸透していないのが現状です。
当院では、汚れが多い子用のクレンジングからオールインワンのシャンプー、洗浄後に使用できる2種類の保湿剤など自信を持っておすすめできるスキンケアシリーズを開発しています。
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