犬の心の病気の一つである「分離不安症」
今回は分離不安症についてまとめていこうと思います。
分離不安症とは?
わんちゃんとは本来、野生では群れで行動する動物です。
ですが、人と生活する上で「独りきりでお留守番をしないといけない」というような本来の犬の習性とは異なる事もいろいろと生じます。
次第にお留守番に慣れていく子が多いのですが、中には飼い主さんがわんちゃんの傍にいないことが不安のきっかけとなり、飼い主さんのいない間に吠え続けたり粗相をしたりなど問題となるような行動を起こすことがあります。🐶
このような状態の総称を分離不安症といいます。
分離不安症の原因
・子犬の時に長時間留守番したことがある。
・留守中に地震や雷や大きな音で怖い経験をした
・飼い主が進学や就職で不在がちになった
・目が見えない、耳が遠い
・引っ越し
・飼い主の出産などで家族が増えた
などの不安な気持ちやストレスが原因で分離不安症を引き起こしてしまう事があります。😞
治療方法💊
精神安定剤などによる薬物療法と問題行動を改善する行動療法を併用することが一般的です。
予防方法
数十秒から数分ドアを閉めて一人にさせ、徐々に時間を延ばし一人でいることに慣れる練習をする。
お気に入りのおもちゃを用意したり、テレビをつけたり匂いのついた毛布を与えるなどお留守番の環境を整えてあげるのもいいと思います。
留守中の体調の変化
独りでいるストレスから下痢になったり、不安な気持ちから嘔吐や震えという症状が出てくる子がいます。
他にも不安な気持ちを解消しようと自分の手足を舐める子もいます。
気になることがありましたらかかりつけ医に相談してみてください😌