愛犬の健康を守ることは、飼い主としての大切な責任です。中でも皮膚の状態は、犬の全身の健康を反映する重要な指標となります。犬の皮膚病は種類も多く、その症状や原因もさまざまです。適切なケアと早期の対処によって、愛犬の快適な生活をサポートすることがしましょう!
本記事では、犬の皮膚病によく見られる症状と、その具体的な対処法、そして特に注意が必要なサインについて詳しく解説します。日々のケアやトラブルにぜひ役立ててください。
✅犬の皮膚病でよく見る症状
✅よく見る症状の具体的な対処法
✅この症状が出たら要注意!
✅まとめ
犬の皮膚病はさまざまな形で現れます。以下に、特によく見られる症状を詳しく説明します。
1. かゆみ(掻痒感)
頻繁な掻き行動: 犬が頻繁に体を掻いたり、噛んだり、舐めたりします。
特定部位の集中: 耳、足先、腹部など特定の部位を執拗に掻くことがあります。
皮膚の赤みや湿疹: 掻き壊しによる二次的な皮膚炎が起こります。
原因
アレルギー性皮膚炎: 食物アレルギー、環境アレルゲン(花粉、ダニなど)、接触性アレルギーが原因となります。
寄生虫: ノミやダニ、疥癬虫などの外部寄生虫による刺激。
真菌・細菌感染: マラセチア性皮膚炎や膿皮症など。
2. 赤み(発赤)
皮膚の赤色化: 炎症によって皮膚が赤くなります。
熱感のある部位: 赤みのある部位は熱を持っていることがあります。
痛みやかゆみ: 犬がその部位を触られるのを嫌がる場合があります。
原因
感染症: 細菌や真菌による皮膚感染。
アレルギー反応: アレルゲンへの暴露による炎症。
物理的刺激: 擦り傷や虫刺されなど。
3. 脱毛
毛の抜け落ち: 部分的または全身的に毛が抜けます。
皮膚の異常: 脱毛部位の皮膚が赤くなる、フケが出る、硬くなるなど。
原因
ホルモン異常: 甲状腺機能低下症、クッシング症候群、アロペシアXなど。
寄生虫感染: ニキビダニ症など。
栄養不足: 必須栄養素の欠乏。
4. フケや乾燥
皮膚のかさつき: 皮膚が乾燥して光沢がなくなります。
フケの発生: 毛や皮膚に白いフケが付着します。
かゆみの有無: かゆみを伴う場合と伴わない場合があります。
原因
乾燥した環境: 冬季やエアコンによる乾燥。
元々の体質:アレルギー体質の場合は生まれつき皮膚が乾燥しやすい。
不適切なシャンプー: 強すぎる洗浄剤の使用や洗浄頻度が多すぎる場合。
栄養不足: 必須脂肪酸やビタミンの欠乏。
5. 発疹やかさぶた
小さなブツブツ: 赤い発疹や膿をもったニキビのようなものができます。
かさぶたの形成: 発疹が破れることでかさぶたができます。
かゆみや痛み: 犬が不快感を示すことがあります。
原因
細菌感染: ブドウ球菌による膿皮症。
真菌感染: 皮膚糸状菌症(リングワーム)の感染など。
アレルギー反応: 特定のアレルゲンへの過敏反応。
6. 色素沈着
皮膚の黒ずみ: 部分的または全身的に皮膚の色が濃くなります。
皮膚の厚化: 慢性的な炎症により皮膚が厚くなります。
かゆみの有無: かゆみを伴う場合と伴わない場合があります。
原因
持続的な炎症: 長期間の炎症によりメラニンが沈着。
ホルモン異常: 内分泌疾患による皮膚変化。
日光への過度な露出: 紫外線による影響。
1. かゆみへの対処
ステップ1:原因の特定
獣医師の診察: まずは専門家に相談し、皮膚の検査で感染があるかどうかを判断しましょう。
食事履歴の確認: 新しい食材を与えてから発症した場合、食物アレルギーの可能性があります。
環境の確認: 散歩コースや使用しているシャンプー、寝具など環境要因を見直します。
ステップ2:自宅でのケア
アレルゲンの除去: 特定されたアレルゲンを避けるようにします。例えば、ダニアレルギーであれば寝具の洗浄や掃除機掛けを徹底します。
皮膚の保湿: 低刺激性の保湿剤を使用し、皮膚のバリア機能を高めます。
ストレスの軽減: 運動不足や環境の変化がストレスとなり、かゆみを増悪させることがあります。適度な運動と遊びでストレスを軽減しましょう。
ステップ3:獣医師による治療
ステロイド療法: 強い炎症やかゆみを抑えるために短期間使用します。
免疫抑制剤の使用: アトピー性皮膚炎など慢性的なかゆみに対して有効です。
腸管免疫の強化:乳酸菌の摂取や食事療法で腸内の環境を整えます。
2. 赤みへの対処
ステップ1:患部の観察
炎症の程度を確認: 赤み以外に腫れや痛みがあるかをチェックします。
二次感染の有無: 化膿や膿疱があれば細菌感染の可能性があります。
ステップ2:自宅での初期対応
冷湿布の実施: 清潔な布を冷水で湿らせ、患部に当てて熱感を和らげます。
刺激の回避: 患部を掻かないようにエリザベスカラーを装着することも検討します。
ステップ3:獣医師による治療
抗炎症剤の投与: 炎症を抑える薬を処方してもらいます。
抗生物質の使用: 細菌感染が疑われる場合に適用します。
外用薬の適用: 炎症を抑えるクリームやローションを使用します。
3. 脱毛への対処
ステップ1:原因の特定
血液検査: ホルモン異常や内臓疾患の有無を確認します。
皮膚の培養検査: 寄生虫や真菌の感染を調べます。
ステップ2:自宅でのケア
栄養バランスの改善: 適切なドッグフードやサプリメントで必須栄養素を補給します。
ブラッシングの習慣化: 血行促進と被毛の状態維持のために定期的にブラッシングを行います。
ステップ3:獣医師による治療
寄生虫駆除: 寄生虫が原因の場合、適切な駆除薬を使用します。
ホルモン療法: ホルモン異常が確認された場合、薬物療法を開始します。
4. フケや乾燥への対処
ステップ1:生活環境の見直し
室内の湿度管理: 加湿器を使用して適度な湿度(40〜60%)を保ちます。
定期的な掃除: ホコリやアレルゲンを減らすために掃除を徹底します。
ステップ2:食事の改善
必須脂肪酸の補給: オメガ3・オメガ6脂肪酸を豊富に含む餌やサプリメントを与えます。
ビタミンの補給: ビオチンやビタミンAなど皮膚に良いビタミンを含む食材を選びます。
ステップ3:シャンプーの見直し
低刺激性シャンプーの使用: 犬用の保湿効果のあるシャンプーを選びます。
適切な洗浄頻度: 洗いすぎは皮脂を奪い乾燥を悪化させるため、2〜4週間に1回程度にとどめます。
すすぎの徹底: シャンプー剤が残留しないように、十分にすすぎます。
5. 発疹やかさぶたへの対処
ステップ1:患部の清潔保持
温水での洗浄: 温かい水で患部を優しく洗い、汚れや分泌物を除去します。
殺菌効果のあるシャンプーの使用: 薬用シャンプーで洗浄します。
ステップ2:感染の防止
消毒薬の適用: 獣医師の指示に従い、適切な消毒薬で患部を処理します。
エリザベスカラーの装着: 犬が舐めたり掻いたりするのを防ぎます。
ステップ3:獣医師による治療
抗生物質・抗真菌剤の投与: 細菌や真菌の感染に対する内服薬や外用薬を使用します。
アレルギー治療: アレルギーが原因の場合、抗ヒスタミン剤やステロイドを使用しす。
6. 色素沈着への対処
ステップ1:原因の特定
詳細な検査: ホルモン検査や皮膚生検を行い、内分泌疾患や腫瘍の有無を確認します。
ステップ2:生活習慣の見直し
日光への配慮: 強い紫外線を避け、日陰を歩くなどの工夫をします。
ステップ3:獣医師による治療
基礎疾患の治療: ホルモン異常や慢性炎症の治療を行います。
定期的な経過観察: 皮膚の状態を定期的にチェックし、必要に応じて治療を調整します。
愛犬の皮膚に以下のような症状が現れた場合は、早急に獣医師に相談しましょう。
1. 急激な症状の悪化
症状: 短期間での激しいかゆみ、広範囲の脱毛、皮膚のただれ。
考えられる原因: 急性のアレルギー反応、重度の感染症、中毒など。
対処法: 直ちに動物病院に連絡し、指示を仰ぎます。
2. 全身症状の併発
症状: 食欲不振、元気消失、発熱、嘔吐、下痢。
考えられる原因: 全身性の疾患や深刻な内臓の問題。
対処法: 緊急性が高いため、早急に受診してください。
3. 化膿や出血
症状: 皮膚から膿が出る、傷口が開いて出血している。
考えられる原因: 重度の細菌感染、外傷、壊死性の疾患。
対処法: 患部を清潔なガーゼで覆い、速やかに獣医師に診てもらいます。
4. 色や形の異常なしこり
症状: 皮膚や皮下に固いしこりがある、急速に大きくなる、出血や潰瘍化している。
考えられる原因: 良性または悪性の腫瘍、感染性肉芽腫。
対処法: 組織検査や画像診断が必要となるため、早めに受診しましょう。
いかがでしたか?
愛犬の皮膚病は、その種類や原因によって対処法が異なります。日頃から皮膚の状態を観察し、異常を感じたら早めに対処することが大切です。また、以下のポイントを日常生活で心がけましょう。
定期的な健康チェック: 毎日のスキンシップを通じて、皮膚や被毛の状態を確認します。
適切な食事管理: 栄養バランスのとれた食事は、健康な皮膚と被毛の維持に不可欠です。
清潔な生活環境の維持: 寝具や室内の清掃を定期的に行い、アレルゲンや寄生虫の発生防ぎます。
ストレスの軽減: 愛犬に適度な運動や遊びの時間を提供し、精神的な健康もサポートします。
適切なシャンプーとグルーミング: 犬種や皮膚の状態に合ったシャンプーを選び、過度な洗浄を避けます。
皮膚のトラブルは早期発見・早期治療が鍵です。専門家のアドバイスを受けながら、愛犬の健康を守っていきましょう。
当院は皮膚科診療に力を入れています。
かゆみを始めとした皮膚のトラブルが気になるときは、ぜひ当院にご相談ください。
愛知県知立市の動物病院 なんよう動物病院
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💡 予約状況が確認でき、24時間いつでも受付可能なWEB予約がオススメです。
当院では、皮膚病のわんちゃん・猫ちゃんに対して、体の内側と外側からのスキンケアによる体質改善をご提案しています。
①乳酸菌+オリゴ糖の摂取による腸内環境改善
現在、医学分野でも獣医学分野でも腸内環境の研究が進んでおり、腸内細菌のアンバランスによって様々な病気の原因になりうることがわかってきました。
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ペットの皮膚は人間の皮膚と比べて、非常にデリケートです。不適切なシャンプーや不十分な保湿、洗浄のしすぎなどまだまだ正しいスキンケアが浸透していないのが現状です。
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