『アレルギーに配慮されたフードを食べているのに、かゆみがとまらない』
こんな悩みを抱えている飼い主さんは多いのではないでしょうか?
食物アレルギーは皮膚に赤みやかゆみといった皮膚炎の症状を引き起こす体質ですが、実はフードによって皮膚のトラブルが起きるのはアレルギーだけではありません。
今回はアレルギー以外で皮膚に影響を与える食餌について解説します!
ぜひ最後までお読みいただき、愛犬の食事管理に役立ててください!
・フードの調理温度に注目!
・添加物は見てますか?
・おすすめフード
・まとめ
ドッグフードの多くは、形成されたあと100℃以上の高温で焼き固められていることが多いです。
この高温処理を行うと、フードの中で酸化が進み、油が劣化するだけでなく糖質が変性して、体に悪影響を及ぼす物質(AGEs)が発生しやすくなります。
AGEsは体の糖化(焦げつき)を促進し、細胞にダメージを与えるため体の老化が促進されてしまいます。
このような物質を作りにくくする方法として「低温調理」が推奨されています。
ドッグフードの多くは海外で製造されて、日本に輸入されてきます。
多くは船便で届けられるため、製造から店頭に並んで実際にわんちゃんの口に入るまでにはかなりの時間がかかります。
その間、フードを劣化させないためには【防腐剤】や【酸化防止剤】などの食品添加物を加える必要があります。
国内製造のフードだと製造から食事までの時間が短くできるので、必要最低限の添加物のみを使用できればOKとなります。
現在当院では『Dr.deli』シリーズのフードを多くのわんちゃんに食べてもらっています。
このフードの特徴は、今回ご紹介した低温調理・少ない添加物に対応しており、配合されるアレルゲンも少ないため、皮膚トラブルがある子がとても使いやすい設計になっています。
白身魚であるタラ、は統計的にもアレルギー反応がでにくい食材と言われています。また炭水化物源の大麦はアレルギー反応が出にくいだけでなく、腸活にも有効な食材です。
豚は使用されているフードが少ないため、新しいタンパク源として採用しやすいのが特徴です。またオートミールも使用されている頻度が非常に少ないため、これまで食べたことのない食材のフードとして、おススメできます。
これらのフードは、通常病院にご来院された方にしか販売ができませんが、このブログを読んでいただいた方は下のラインから「フード販売希望」とご連絡をいただけましたら直接販売させていただきます。
ぜひアレルギー対策だけでなく、体の負担を減らしてくれる素晴らしいフードを試してみてあげてください!
多くの飼い主様がフードで皮膚のトラブルが出た時にまずはアレルギーを想像されますが、それ以外にも体に影響を与える要素はあります。
今の食生活を見直してみて、体に負担の少ない食事を選んであげてください!
当院では食物による皮膚トラブルの治療を含めた皮膚科診療に力を入れています。
「愛犬にどんな食事を与えたらいいのだろう」
とお悩みの飼い主様は、いつでも当院にご相談ください。
愛知県知立市の動物病院 なんよう動物病院
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