【皮膚科】秋田犬の膿皮症治療|なんよう動物病院|愛知県知立市

  • 2025年8月5日
  • 最終更新日 2025年8月05日
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犬と猫の痒みや脱毛など、一般的な治療で改善しない難治性の症例の診断・治療に力を入れている愛知県のなんよう動物病院です。

当院は愛知県のほぼ中央、知立市にありますが刈谷市、安城市、豊田市、岡崎市など近隣の市町村だけでなく、名古屋市、日進市、半田市、大府市、東海市、蒲郡市、豊橋市など県内の各地から多くの患者様にご来院いただいています。

今回は膿皮症の治療を行い、再発を最小限にとどめることができた秋田犬の子をご紹介します。

【症例】

秋田犬、4歳齢、去勢オス

【これまでの経過】

2歳ごろから全身に痒みが出てきていた。

県内の皮膚科専門病院では痒み止め、ホルモン剤、末梢循環改善薬など多数の薬が処方されていたが、膿皮症のカサブタが管理できなかったため、当院へ転院されました。

★それでは、こちらから初診時の様子をご覧ください。

背中を中心に膿皮症による脱毛が見られ、虫食いのようになっています。

【診断のポイント】

初発の年齢や皮膚科検査の結果から「アレルギーを基礎とした再発性膿皮症」と診断しました。

比較的若いうちから症状が出ていて、特に季節を問わず膿皮症を繰り返す場合は、まずアレルギーの関連がないかをみていくのがうまく管理していくコツです。

【治療】

当院では以下の治療を行いました。

・アレルギー反応を抑えるお薬

・抗菌成分配合の保湿剤

・市販の保湿入浴剤でのお風呂

・腸活のための乳酸菌サプリ

これらのケアを行い、治療開始してから2ヶ月後の写真がこちらです。

お腹の横側も背中も毛量が回復し、秋田犬らしいふわふわの毛並みになっています。

 

ここでのポイントは「抗生剤を使わなくとも、体質の管理をしっかりしてあげることで膿皮症は管理できる」ということです。

ただ再発性の膿皮症は一度綺麗に治っても、その後全く再発しないということはほとんどありません。

季節によっていい時、悪い時を繰り返しますので1年間の流れを見ながら、お薬やスキンケアの頻度を調整していくことが大事です。

同じような症状や膿皮症でお悩みの方は、ぜひ当院までご相談ください。

今回の治療で使用した当院オリジナルのケア用品をご紹介します。

ANIDERM モイストシャンプー(薬用シャンプー)

ANIDERM モイストローション(保湿ローション)

ANIDERM イントスキン(乳酸菌サプリ)

これらはお薬を減らしていく上で手助けしてくれますので、ぜひお試しください。

 

当院では皮膚病治療のセカンドオピニオンをご希望の飼い主様向けに特別診療を実施しています。詳細はこちらのサイトをご覧ください。

 

以下のリンクから直接ご予約をお取りいただくことも可能です。

 

これまで治療した子たちをインスタグラムでも紹介しています!ぜひご覧ください!

 

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