【皮膚科】トイプードルの疥癬・ヒゼンダニ治療｜なんよう動物病院・犬猫スキンクリニック｜愛知県知立市

犬と猫の痒みや脱毛などで一般的な治療で改善しない難治性の症例の診断・治療に力を入れている愛知県のなんよう動物病院です。

当院は愛知県のほぼ中央、知立市にありますが刈谷市、安城市、豊田市、岡崎市など近隣の市町村だけでなく、名古屋市、日進市、半田市、大府市、東海市、蒲郡市、豊橋市など県内の各地から多くの患者様にご来院いただいています。

当院では皮膚科に特化した診療を行っています。診療をご検討されている飼い主様は以下のサイトをご覧ください。

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今回は急に強い痒みに襲われるようになってしまったトイプードルの症例をご紹介します。

【症例】

トイプードル、１歳齢、去勢オス

【これまでの経過】

⚫︎当院を受診する２ヶ月前（１２月頃）から突然痒がるようになった

⚫︎ステロイドと抗生剤が処方されたが改善しない

⚫︎皮膚の病理検査まで行ったが原因不明と言われた

⚫︎ご家族にも同じ時期から痒みの症状がある

 

それでは、こちらから初診時の様子をご覧ください。

少し見にくいですが、全身の毛が浮き上がり細かいフケがこびりついています。

【診断のポイント】

今回のような症状の場合、問診の段階でほぼ診断をつけることができます。

「急な強い痒み」「家族にも同様の症状がある」この時点で感染症の可能性が非常に高くなります。今回はこれに加えて、症状が出る直前に山へレジャーに行ったことも聴取していました。

検査では大量のダニの寄生が確認され、「犬ヒゼンダニ症」と診断しました。

【治療】

ヒゼンダニの治療には適切な駆虫薬を用いる必要があります。

今回は駆虫薬を使用していただき、経過を見ることになりました。

皮膚に付着していた大量のフケはそのままにしておいても、落ちることはありませんので、ダニの感染がなくなったことが確認できてから薬浴を実施することになりました。

治療開始後、２ヶ月で以下のような変化が見られました。

硬く付着していたフケがなくなり、ふわふわの毛並みに戻りました！

治療開始後、２週間で痒みはかなり減り生活も楽になったとおっしゃっていました。ご家族も皮膚科で同居犬にダニがいたことを伝えてもらい、駆虫薬を処方してもらったことで症状は治ったそうです。

皮膚科のルーティーンとされている検査をしっかりやれば、今回のようにダニを見落とすことはあまりないはずですが、多くの病院ではそもそも皮膚科検査が実施されていないというのが現状です。

基本的な検査を怠った結果、今回のようにやらなくてもいい皮膚の病理検査まで行ってしまっています。

しっかりと検査をしてくれる病院を受診するようにしましょう！

今回ご紹介したような症状でお悩みの飼い主様は、ぜひ当院までご相談ください！

お知らせ

当院では、皮膚病用のオリジナル製品を開発し、皮膚病治療を実施しています。

 

 

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