【皮膚科】犬の皮膚リンパ腫

  • 2021年4月22日
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知立市・刈谷市・安城市のなんよう動物病院です!当院では一般診療のほか、犬猫の皮膚病治療に力を入れています。

前回の症例紹介に引き続き、今回も皮膚リンパ腫の症例紹介です。今回はダックスフンドの子で皮膚の病変のでかたが似ていたため、2頭の症例を合わせてご紹介します!

【症例1】

ミニチュア・ダックスフンド、避妊メス、15歳齢

最初の主訴は、他院で治療を行なっているが耳だれと皮膚のかゆみが治らないというものでした。この子は目もかなり悪い状態だったため、皮膚と一緒に目の治療も行いました。

下の写真は治療を開始して、1ヶ月後の様子です。

赤く腫れてしまっていた左眼はきれいになり、右耳から出ていた耳漏も乾燥したものに変化してきています。口元の赤いできものも無くなっていますね!

このまま良い状態が維持できるとよかったのですが、急に身体中にぼこぼことしたしこりができてしまいました。

この子のように急にボコボコとしたものが全身にできた場合は要注意です!皮膚リンパ腫だけでなく、珍しい感染症だったり、特殊な免疫系の皮膚病かもしれません。

この時は飼い主様が治療を希望されなかったため、皮膚リンパ腫に対する治療は行いませんでした。

【症例2】

ミニチュア・ダックスフンド、去勢オス、15歳齢

他院にて3ヶ月前から(←この治療期間が大事です!)抗生剤と皮膚の潰瘍を治す塗り薬を使っているが、よくならない。全身のフケがすごいという主訴でご来院されました。

初診時の写真がこちらです。

パッと見た時に、カビとか全身性の犬ニキビダニ症かも?と考えましたが、1枚目の写真のように鼻の色が抜けてくることはありません。これは皮膚リンパ腫や一部の免疫疾患でよく見られる所見です。この子も皮膚の細胞診で異常なリンパ球が多数見られました。

犬の皮膚リンパ腫の詳しい説明はこちらをご覧ください!

皮膚リンパ腫の治療なら、なんよう動物病院へ!

当院ではこれまでに多くの犬の皮膚リンパ腫を診断し、治療を行ってきました。皮膚リンパ腫の治療はいくつもの種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。同じ治療でも診断までに時間が経ってしまっていると効果が薄かったり、逆にごく初期に治療が開始できれば比較的副作用の少ない治療で十分な効果を得られることもあります。

今回ご紹介した子たちのような普段と違うタイプの皮膚の病変を見つけたら、様子を見るのではなく早めにご相談くださいね!

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