犬と猫の痒みや脱毛などで一般的な治療で改善しない難治性の症例の診断・治療に力を入れている愛知県のなんよう動物病院です。
当院は愛知県のほぼ中央、知立市にありますが刈谷市、安城市、豊田市、岡崎市など近隣の市町村だけでなく、名古屋市、日進市、半田市、大府市、東海市、蒲郡市、豊橋市など県内の各地から多くの患者様にご来院いただいています。
当院では皮膚科に特化した診療を行っています。診療をご検討されている飼い主様は以下のサイトをご覧ください。
当院では遠方でご来院が難しい飼い主様向けにオンライン診療を行っています。
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今回はどんどん皮膚が赤くなり、症状のコントロールができなくなってしまったトイプードルのご紹介です。
トイプードル、12歳齢、去勢オス
⚫︎若い頃から外耳炎を繰り返しており、通院で治療していた
⚫︎当院受診の1年前から皮膚の赤みと脱毛が悪化
⚫︎かかりつけの病院ではアポキルが処方されているが効果がない
それでは、こちらから初診時の様子をご覧ください。
顎下や首、手先に強い赤みと脱毛があります。
今回は若い頃から外耳炎を繰り返していたということで、犬アトピー性皮膚炎の可能性がかなり高い症例です。
身体検査ではかなり油っぽい匂いがしており、皮膚炎により皮脂分泌が増加して皮膚炎をより悪化させていると考えられました。
犬アトピー性皮膚炎ではアポキルがしっかり効果を出してくれるはずですが、今回効果がなかったのは以下の理由です。
・過剰に分泌された皮脂をケアできていなかった
・高齢に伴い皮膚のコンディションが落ちていて、そこにアプローチできていなかった
これらをケアするためにメインとなるアポキルは変更せず、その他の栄養バランスを整える治療やスキンケアをメインにしました。
実際の治療プランは以下のように計画しました。
✅アポキルでのアトピーに対する免疫治療
✅皮膚炎を緩和するためのサプリメントと腸内環境を整えるためのサプリメント、ビタミン剤の使用
✅毎日朝晩の保湿剤の使用
✅2週間に1回の洗浄
このような治療プランを組ませていただき、治療をスタートしました。
治療開始後、4ヶ月で以下のような変化が見られました。
皮膚が赤くなり脱毛してしまっていた部分は毛が生えてきており、順調に経過しています。
今回は皮膚の状態を改善させる治療を強化したことにより、痒み止めとして使っていたアポキルは2日に1回の頻度まで投薬を減らすことができています。
同じ病気に対しても少し違った視点から見てみることも大事です。同じような症状でお困りの飼い主様は一度、ご相談ください!
当院では、皮膚病用のオリジナルシャンプーを開発し、皮膚病治療を実施しています。
今回ご紹介した症例でも4つのケアアイテムを活用しました。
毎回の洗浄では、3つのアイテムを使用しています。
・オイルで過剰な皮脂を落とす
・シャンプーで皮膚への刺激の少ない洗浄
・リンスで洗浄後の保湿
また今回のような皮膚炎やアトピーを持つわんちゃんでは腸内細菌バランスが崩れていることがわかっています。これらのバランスを調整することで全身の免疫環境を整えることができるため、こちらの乳酸菌サプリメントもおすすめです。
当院では皮膚病治療のセカンドオピニオンをご希望の飼い主様向けに特別診療を実施しています。詳細はこちらのサイトをご覧ください。
これまで治療した子たちをインスタグラムでも紹介しています!ぜひご覧ください!
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