犬と猫の痒みや脱毛などで一般的な治療で改善しない難治性の症例の診断・治療に力を入れている愛知県のなんよう動物病院です。
当院は愛知県のほぼ中央、知立市にありますが刈谷市、安城市、豊田市、岡崎市など近隣の市町村だけでなく、名古屋市、日進市、半田市、大府市、東海市、蒲郡市、豊橋市など県内の各地から多くの患者様にご来院いただいています。
当院では皮膚科に特化した診療を行っています。診療をご検討されている飼い主様は以下のサイトをご覧ください。
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今回は度重なる投薬でも膿皮症がうまく管理できず、全身にかさぶたができてしまったペキニーズのご紹介です。
トイプードル、7歳齢、去勢オス
⚫︎お腹に湿疹ができてから、処方されたヨードシャンプーで洗っていた
⚫︎血液検査で肝臓の数値が高かったため、病院で「肝臓サポート」を勧められた
それでは、こちらから初診時の様子をご覧ください。
背中や体の横側の毛が全体的に薄くなっており、細かいフケもたくさん出ています。
湿疹に対して使われていたヨードシャンプーは殺菌力が非常に高いシャンプーですが、同時に皮膚に対してはかなり強い刺激を与えてしまうシャンプーでもあります。そのシャンプーを保湿剤の併用もなく、週2回の洗浄を指示されていたため、皮膚のコンディションが非常に悪くなってしまっていました。
また肝臓サポートは末期の肝不全の症例などで使うべきフードでタンパク質の量がかなり制限されています。皮膚にとってタンパク質が元となるアミノ酸は非常に大切な栄養源ですが、この栄養がフードによって制限されてしまっていました。
皮膚への負担が大きいシャンプーと皮膚の栄養素を制限したフードを使っていたことが今回の脱毛の原因と考えられました。
実際の治療プランは以下のように計画しました。
✅皮膚への栄養供給ができるシャンプーへの変更
✅皮膚への栄養供給ができるサプリメントの使用
✅タンパク質が正常に配合された総合栄養食に切り替え
このような治療プランを組ませていただき、治療をスタートしました。
治療開始後、1ヶ月半で以下のような変化が見られました。
皮膚に対して負担の少ないシャンプーと食生活に戻しただけでここまで短期間で改善してくれました!
皮膚の再生力に感動するとともに、皮膚に負荷をかけることがどれくらいの影響を与えるかを認識できた症例でした。
同じように治療しているけど、全然よくならない!むしろ悪化している!とお困りの飼い主様は一度、当院までご相談ください。
当院では、皮膚病用のオリジナル製品を開発し、皮膚病治療を実施しています。
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