【皮膚科】トイプードルの犬アトピー性皮膚炎治療|なんよう動物病院・犬猫スキンクリニック|愛知県知立市

  • 2024年1月31日
  • 最終更新日 2024年4月01日
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犬と猫の痒みや脱毛などで一般的な治療で改善しない難治性の症例の診断・治療に力を入れている愛知県のなんよう動物病院です。

当院は愛知県のほぼ中央、知立市にありますが刈谷市、安城市、豊田市、岡崎市など近隣の市町村だけでなく、名古屋市、日進市、半田市、大府市、東海市、蒲郡市、豊橋市など県内の各地から多くの患者様にご来院いただいています。

当院では皮膚科に特化した診療を行っています。診療をご検討されている飼い主様は以下のサイトをご覧ください。

当院では遠方でご来院が難しい飼い主様向けにオンライン診療を行っています。

オンライン診療をご希望の方は下のバナーから詳細をご確認ください。

 

今回は小さい頃からかかりつけで薬をもらっていたが、徐々に症状が進行し皮膚がボロボロになってしまったトイプードルのご紹介です。

【症例】

トイプードル、12歳齢、避妊メス

【これまでの経過】

⚫︎3歳ごろから体の痒みがあり、アレルギーと診断されていた

⚫︎痒みが出るたびにアポキルやステロイド、抗生剤が処方されていた

⚫︎当院を受診する1年ほど前からどんな薬を使っても効果がある印象がなくなった

 

それでは、こちらから初診時の様子をご覧ください。

首、胸、お腹、足先などに重度の症状が見られ、毛は完全に脱毛し、皮膚は象のように分厚く変化してしまっています。

【診断のポイント】

今回は症状の分布や治療の反応性などから、もともとの犬アトピー性皮膚炎が悪化し、コントロールできなくなったものと診断しました。

皮膚の検査では細菌やマラセチアが過剰に増殖し、痒みを増悪させていたと考えられました。

【治療】

犬アトピー性皮膚炎ではアポキルがしっかり効果を出してくれるはずですが、今回効果がなかったのは以下の理由です。

☑️過剰に分泌された皮脂や増殖した雑菌をケアできていなかった

☑️飲み薬に頼り、皮膚バリア機能をはじめとするスキンケアが全くできていなかった。

これらをケアするためにメインとなるアポキルは変更せず、スキンケアを徹底的に強化しました。

実際の治療プランは以下のように計画しました。

 

✅アポキルでのアトピーに対する免疫治療

✅皮膚炎を緩和するためのサプリメント

✅腸内環境を整えるためのサプリメント

✅毎日朝晩の保湿剤の使用

✅1週間に1回の洗浄

 

このような治療プランを組ませていただき、治療をスタートしました。

治療開始後、3ヶ月で以下のような変化が見られました。

皮膚の赤みがなくなり、毛が生えてきていることがわかります。

当院を受診する前はアポキルとステロイドを併用していても痒みがあったのが、現在はアポキルのみで痒みは十分コントロールできています。

アポキルも1日1回の投薬から少しずつお休みの日を増やして、減薬できるかトライ中です!

もともとうまく管理できていた病気が悪化するのには、ちゃんと理由があります。

最近治療がうまくいってないなと感じられている方、同じような症状でお困りの飼い主様は一度、当院までご相談ください!

お知らせ

当院では、皮膚病用のオリジナルシャンプーを開発し、皮膚病治療を実施しています。

 

今回ご紹介した症例でも4つのケアアイテムを活用しました。

毎回の洗浄では、3つのアイテムを使用しています。

・クレンジングオイルで過剰な皮脂を落とす

・シャンプーで皮膚への刺激の少ない洗浄

・リンスで洗浄後の保湿

 

毎日のスキンケアとして、ローションをお勧めしています。

朝と夜の2回体の気になるところに塗っていただくことで高い保湿効果が期待できます。

 

また今回のような皮膚炎やアトピーを持つわんちゃんでは腸内細菌バランスが崩れていることがわかっています。これらのバランスを調整することで全身の免疫環境を整えることができるため、こちらの乳酸菌サプリメントもおすすめです。

 

当院では皮膚病治療のセカンドオピニオンをご希望の飼い主様向けに特別診療を実施しています。詳細はこちらのサイトをご覧ください。

 

以下のリンクから直接ご予約をお取りいただくことも可能です。

 

これまで治療した子たちをインスタグラムでも紹介しています!ぜひご覧ください!

 

 

当院では遠方でご来院が難しい飼い主様向けにオンライン診療を行っています。

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