【皮膚科】猫アトピー性皮膚症候群の治療|なんよう動物病院・犬猫スキンクリニック|愛知県知立市

  • 2024年2月8日
  • 最終更新日 2024年2月08日
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犬と猫の痒みや脱毛などで一般的な治療で改善しない難治性の症例の診断・治療に力を入れている愛知県のなんよう動物病院です。

当院は愛知県のほぼ中央、知立市にありますが刈谷市、安城市、豊田市、岡崎市など近隣の市町村だけでなく、名古屋市、日進市、半田市、大府市、東海市、蒲郡市、豊橋市など県内の各地から多くの患者様にご来院いただいています。

当院では皮膚科に特化した診療を行っています。診療をご検討されている飼い主様は以下のサイトをご覧ください。

当院では遠方でご来院が難しい飼い主様向けにオンライン診療を行っています。

オンライン診療をご希望の方は下のバナーから詳細をご確認ください。

 

今回は他の病院で複数の痒み止めを処方されていたにもかかわらず、痒みが止まらず全身がボロボロになってしまった猫ちゃんをご紹介します。

【症例】

雑種猫、3歳齢、去勢オス

【これまでの経過】

⚫︎1歳ごろから顔を中心に痒みがあった

⚫︎ステロイドや他の痒み止めを処方されていたが、症状が落ち着くことはなかった

 

それでは、こちらから初診時の様子をご覧ください。

顔や腕にかさぶたができており、特にお腹は毛がほとんどなくなり出血で真っ赤になってしまっています。

【診断のポイント】

今回は症状の分布や治療の反応性などから、アレルギーが関与することはすぐに想像ができました。

猫ちゃんでここまでの症状が出る場合、まず疑わなくてはいけないのが食事によるアレルギーです。

今回は皮膚の痒みが非常に強かったため、投薬治療と同時に食事の切り替えを行い、フードによるアレルギーがあるかどうかを確認しました。その結果、フードの変更による症状の改善・悪化が見られなかったことからフードの影響はないと判断し、「猫アトピー性皮膚症候群」と診断しました。

【治療】

猫アトピー性皮膚症候群ではステロイドやシクロスポリンと言われる免疫抑制剤が使用されることが多いですが、今回のケースで治療がうまくいかなかった原因として考えられるのは・・・

☑️薬の用量不足

これですね。

そのため、当院で計画した実際の治療プランは以下のように計画しました。

 

✅猫ちゃんで副作用の少ないシクロスポリンを適正量で飲ませる

 

これだけです。

治療開始後、2ヶ月で以下のような変化が見られました。

 

しっかりと決められたお薬の量を飲んでもらうだけでこんなに綺麗になり、ほとんど痒みもなく生活できています。

さらに驚くべきはこの猫ちゃん、お薬を1日1回からスタートして、今では週1回の投薬だけで症状の再発なく維持ができてるんです!

レアなケースではありますが、これって結構すごいことですよ!

飼い主様から「副作用が怖い」という話をされると用量の下限ギリギリか足りていない量で処方している先生を見かけますが、それで薬が効かなかったら意味がありません。

副作用のことをしっかりお伝えした上で、効果が出る最大限の量でしっかりと症状をコントロールできる方がメリットが大きいと当院は考えています。

 

当院ではわんちゃん、猫ちゃんの良くならない皮膚病のセカンドオピニオンをお受けしています。

どうしたらいいかわからない!と悩まれるのではなく、お早めにご相談くだだいね。きっとお力になれると思います。

詳細はこちらのサイトをご覧ください。

 

以下のリンクから直接ご予約をお取りいただくことも可能です。

 

これまで治療した子たちをインスタグラムでも紹介しています!ぜひご覧ください!

 

 

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