犬と猫の痒みや脱毛など、一般的な治療で改善しない難治性の症例の診断・治療に力を入れている愛知県のなんよう動物病院です。
当院は愛知県のほぼ中央、知立市にありますが刈谷市、安城市、豊田市、岡崎市など近隣の市町村だけでなく、名古屋市、日進市、半田市、大府市、東海市、蒲郡市、豊橋市など県内の各地から多くの患者様にご来院いただいています。
当院では皮膚科に特化した診療を行っています。診療をご検討されている飼い主様は以下のサイトをご覧ください。
当院では遠方(愛知、岐阜、三重、静岡西部以外)でご来院が難しい飼い主様向けにオンライン特別診療を行っています。
オンライン診療をご希望の方は下のバナーから詳細をご確認ください。
今回は背中を中心に皮膚の脱毛が出てきてしまい、かかりつけの病院で抗生剤・ステロイドを使用しても改善が見られなかったフレンチブルドッグの症例をご紹介します。
フレンチブルドッグ、5歳齢、去勢オス
1年前から皮膚のボコボコや円形の脱毛、薄毛が目立つようになり、かかりつけの病院では抗生剤やステロイドが処方されていた。内服したら一旦は改善するが、すぐに再発してしまっていた。
★それでは、こちらから初診時の様子をご覧ください。
腰を中心に円形の脱毛が広がっています。
また胸からおなかにかけては毛がうすくなってしまっているのがわかります。
【診断のポイント】
皮膚科検査と症状の出方から「アトピー性皮膚炎」とそれに続発した「膿皮症」と診断しました。
今回の症例は短頭種で多い指先の血豆のようなできものが多発しており、そちらに対する治療も並行して行いました。
治療では根本にあると予想されたアトピー性皮膚炎の炎症を止めるための内服薬と免疫調整のためのサプリメント、体の抗酸化を行うサプリメント、皮膚のコンディションを整えるためのシャンプーを使用していただきました。
治療開始から3ヶ月が経過した時の写真がこちらです。
今回の治療では、非常に重度の耐性菌感染を起こしていたため、抗生剤を使用することはできませんでした。
それでも改善に導けたのは、膿皮症の根本にあるアトピー性皮膚炎による免疫異常を投薬によって早期に管理できた点にあります。
また免疫異常をずっと薬で抑え続けるのではなく、サプリメントを使って免疫異常が出にくくするような体質改善も必要になってきます。
当院では今回のような膿皮症の症例に対して、オリジナルのスキンケアセットで対応していますので、参考にしてみてください。
同じようなフレンチブルドッグの膿皮症で悩まれている飼い主様は、ぜひ当院までご相談ください。
当院では、皮膚病のわんちゃん・猫ちゃんに対して、体の内側と外側からのスキンケアによる体質改善をご提案しています。
①乳酸菌+オリゴ糖の摂取による腸内環境改善
現在、医学分野でも獣医学分野でも腸内環境の研究が進んでおり、腸内細菌のアンバランスによって様々な病気の原因になりうることがわかってきました。
腸内環境を整えることにより体の免疫バランスが整い、アトピーなどの皮膚トラブルの治療に有効な結果が出ています。
当院がプロデュースした乳酸菌サプリメントはこちらからご購入いただけます。
②血管内皮細胞の強化
血管内皮細胞は血管の収縮を助け、血液をよどみなく全身に送るために必要です。この「血管内皮細胞」が衰えてくると、血液の循環が悪くなり栄養や酸素が十分に行き渡らなくなります。当院では、血管内皮細胞の衰え・機能障害を緩和するために抗酸化物質を積極的に摂取することをおすすめしています。
人や犬ではアトピー性皮膚炎に対する抗酸化物質の有用性が複数の論文で報告されています。
当院がプロデュースした抗酸化サプリメントはこちらからご購入いただけます。
ペットの皮膚は人間の皮膚と比べて、非常にデリケートです。不適切なシャンプーや不十分な保湿、洗浄のしすぎなどまだまだ正しいスキンケアが浸透していないのが現状です。
当院では、汚れが多い子用のクレンジングからオールインワンのシャンプー、洗浄後に使用できる2種類の保湿剤など自信を持っておすすめできるスキンケアシリーズを開発しています。
当院がプロデュースしたスキンケア製品はこちらからご購入いただけます。
当院では皮膚病治療のセカンドオピニオンをご希望の飼い主様向けに特別診療を実施しています。詳細はこちらのサイトをご覧ください。
これまで治療した子たちをインスタグラムでも紹介しています!ぜひご覧ください!